家庭教師の性別は生徒と同じ方がいい
受験生だけではなく、学校の授業についていけない場合などにも専門の教育機関である塾などを利用することになりますが、塾によっては授業形式が集団授業のところもあり、学校と同じ形式ですので理解しにくい場合もあります。自分のペースで勉強できませんし、質問もしにくかったりしますので、そんなときには家庭教師がおすすめです。マンツーマン授業ですので自分の理解度に合わせられますし、いつでも質問できます。特に女の子の生徒ですと先生の性別が気になるでしょうが、女の子には女性の先生を選ぶほうがいいでしょう。
年齢が近ければ話もしやすいですし、勉強以外にも先生の体験を聞いたり、思春期特有の相談をすることもできます。一度先生が決まっても、自分に合わないと思ったらいつでも変更してもらえますので、遠慮しないで相談するべきです。成績を上げるためには楽しく学ぶことも必要ですので、自分に合う、信頼できる家庭教師を選ぶことが大切です。
家庭教師の学歴は選考要素として重視すべきか否か
家庭教師を選ぶ際に学歴が気にならないといったら嘘になるかもしれませんが、選考要素としてはあまり上位に置かなくても良いです。自分で勉強することは得意でも、他人に教えるのは苦手という秀才はたくさんいます。これはスポーツ界でもいえることで、「名選手は名将ならず」という言葉があります。
さらに、学歴を自慢にしている家庭教師は、あまりに簡単な（自分がそう思っている）問題を、子供が解けない場合、ついイライラしてしまい教え方や口調まで乱暴になってしまうケースがあります。親の前では絶対に表に出しませんが、理解力や暗記力など学力が低い子供を内心では馬鹿にしている人もいます。そんな人は、わからなくて苦しんでいる子供に対し心を込めて教えるということをしてくれない傾向があります。
そこには価値感の大きな違いがあるため、家庭教師と子供の関係性にも影響が及び、子供はその時間が苦痛になり、先生が家に来る日は憂鬱になってしまいます。そうなると、もう家庭教師をつけている効果はありません。先生自身が持っている知識も大切ですが、それよりも大切なのは、子供がやる気を持つようになるような誘導や教え方ができる人材であることです。